ごあいさつ

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2023-02-28 21:05:00

某市立H小学校5年生の3クラスに、社会科の授業の一環として「防災セミナー」を行いました。

いつもお世話になっている「NPO法人 貯水タンク防災ネットワーク(通称:Chonet)」様に、ご協力いただきました。

東日本大震災を体験していない、10~11歳の生徒さんの反応が楽しみでした。

 

2~4時間目に1クラスずつ順番に同じ内容を行いました。

前半は講師のOさんの海上自衛隊時代の実話、東日本大震災での救援活動、アフリカ・ジブチ共和国に海賊対策にPKO活動で体験した水の大切さ、その水を何キロも先まで取水に行く5年生くらいの子供たち、日本に帰国して赴任先の青森・奥入瀬の豊かな緑と水など、自然や環境や家族の大切さを話してくれて、生徒たちにも伝わったようです。

後半は、実演コーナーです。

特に液状化現象や、海面から雲が出来て雨となる様子の再現、過去30年分の全国の震度5以上の年表作りに7年半を要したこと、それを2次元の音符に読み替えてオルゴールを鳴らすとどんなメロディーになるのか、などまさに『1「体験」は10000「聞」に如かず!』を体で感じてくれたようです。

 

各クラスや生徒さんたちにも様々な個性がありましたが、終わった後のアンケート(無記名なので本音で、と依頼しました)では防災減災に改めて関心をもったと書いてある子が多く、やった甲斐を感じるとともに、このような年代への活動がますます重要と感じました。

 

今後とも、様々な機会でお役にたってゆきたいと思っています。

歓迎していただきました.jpg

(↑)歓迎していただきました。

 

液状化の再現01.jpg

(↑)液状化現象の再現です

液状化の再現02.jpg

(↑)地震が発生した状況を再現

液状化の再現03.jpg

(↑)仮想のマンホールが飛び出しました!

海で雲ができ雨になる仕組み.jpg

(↑)海面から雲ができ雲になり雨が降る様子の再現

津波の再現.jpg

(↑)津波の再現です

pdf CHONET_HOME_PAGE_V10.pdf (0.84MB)

 

 


2023-02-28 16:25:00

2月15日(水)に開催された 一般社団法人 防衛施設学会 の年次フォーラムにて、被災地支援の一環である自衛隊の「入浴支援」や避難生活の衛生環境改善に関連して、自作した「非常用生活用水浄化装置」の開発について発表いたしました。

タイトル「災害時の避難生活を支援する「非常用生活用水浄化装置」の開発 ~衛生的でストレスのない被災生活のために~」です。

 

論文執筆と発表はコアララボ代表・栗田恵子氏と共同で、

1)開発の背景

2)「生活用水」のニーズに役立てないか ~装置面と医療的見地

3)装置開発と仕様

4)達成状況

5)医療視点からの評価

6)現状の課題

など、約15分ですが概要をお話させていただきました。

 

入浴やシャワーはストレスを軽減し、体の清潔や衣類の洗濯、手指やトイレ時の洗浄は感染症を抑制し、ひいては災害関連死の低減、

復興の早期化などにつながると考えています。

 

今回、シャワーならば1人当たりの消耗品コストが約2円程度と、ランニングコストを安く、かつ停電、断水時でも供給できる装置の開発を紹介しました。

 

この装置の普及と頻繁な訓練使用により、被災地生活の質が向上に寄与したいと考えています。

pdf 【発表論文】 中根_栗田(20230215).pdf (2.19MB)

pdf 年次フォーラムプログラム.pdf (2.52MB)


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