ごあいさつ

最新情報

2025-06-30 12:10:00

先日、初めての方から電話があり「非常用生活用水浄化装置」について、関心があるので教えてください、とのこと。

お話を聞くと、その方は東京。新宿区内の町会長さんで、町会長みんなで神奈川県総合防災センターを見に行かれた、とのこと。

【神奈川県総合防災センター】 https://www.pref.kanagawa.jp/docs/zn2/bousaicenter/homepage.html

 

そこに展示してあった私たちの装置が目に留まり、パンフを見て連絡くださったそうです。

 

お話しだけではわからないことも多いと思い、6月18日に都内のオフィスにお出でいただき、実機とろ過機構のデモンストレーションをご覧いただきました。

町会長に説明.jpg

 

東京では、学校プールは水を抜くことが多いそうですが、町会長さんはかつで水泳が専門だったこともあり、防災上の観点からプールの年間貯水を区に働きかけ、昨年から年間貯水となったそうです。

災害時にその水どう使うか? という問題は区も有しており、手動式の浄水装置は1台備わっているとのこと。

 

しかし手動でレバーを動かす装置は、疲れて長い時間動かせない、高齢者にはムリ、操作が複雑、などデメリットが多いと認識されていました。

 

そんな課題に対して、自動式で3倍以上の水を出せる「ウォーターリリーフ」は、新たな選択肢として評価いただきました。

おかげで私たちも高齢化社会にも、メリットがあるという新たな気付きがありました。

 

今後、その町会と課題解決に向けて上手に連携していきたいと思います。

 


2025-06-30 12:00:00

今年3月に「災害時地下水利用ガイドライン  ~災害用井戸・湧水の活用に向けて~ 」が内閣官房水循環政策本部事務局  国土交通省水管理・国土保全局水資源部 より出されました。

https://www.mlit.go.jp/mizukokudo/mizsei/content/001879780.pdf

 

その趣旨として、飲用水と生活用水を明確に分ける「二元化」の考えがあります。

生活用水には洗濯、風呂、掃除、トイレ以外にも、手指消毒前の粗洗浄、不幸な場合はご遺体の清めにも利用されます。

↓(同ガイドライン P5 後半略)

井戸水.jpg

 

これは私たちの非常用生活用水浄化装置が「割り切って」「生活用水に特化」してきたことと、目的が同じなので方向性を間違わずにホッとするところです。

 

地下水があるところはそれが一番ですし、地下水が出ない場所や、出ても汚れがある場合には浄化装置が必要になるでしょうし、固定式の井戸と可搬式の装置との2本立ても有効だと思います。

ケースバイケースで「適材適所」の最適解を出してゆけば、最大のコスパを出せると思いますので、今後も諸ケースをシミュレーションしてゆこうと思います。

 

↓以前、横須賀市内で見かけた防災井戸です。

横須賀市は水脈的に地下水が豊富だそうで、このような井戸が以前から利用されていたそうです。

01 井戸@横須賀01.jpg

 

03 井戸@横須賀03.jpg

 


2025-06-30 11:50:00

5月30日に、東京大学 生産技術研究所 加藤孝明 教授主催の「レジリエンスから考える地域の未来」シンポジウムを聴講に行きました。

https://komaba-oh.jp/event/17403

 

テーマは災害に強い街づくり。

街を細分化した「マイクログリッド」での自立、強靭性について産学のお話しを聞きました。

加藤研シンポ.jpg

 

途中加藤先生から「中根さん、水についてはどう考えますか」と問いかけられ、能登被災地での経験や提言を話させていただきました。

 

↓自分の語りに酔っているところ(笑)

nakane.JPG

 

貴重な機会を得ることができました。

私たちの技術で、社会のピース埋めができるよう引き続き連携を図ってゆこうと思います。

 


2025-06-30 11:40:00

非常用生活用水浄化装置の商用機「ウォーターリリーフ」1号機は、静岡県磐田市の(株)カワイ様に納入しています。

カワイ様は材木会社で、被災時に従業員や家族、周辺住民の方が使えるよう、工場敷地内に避難所を作りその生活用水用に雨水貯留槽、シャワー、などを建設されました。

すばらしいCSR活動です。

https://blog.kk-kawai.com/sg/2025/01/20252.html

 

今回カワイ様主催で、近くの中学校プールを借りて磐田市の関係者等にウォーターリリーフを実演しました。

市の職員さん、議員さん、自治会や学校関係者、生徒さんも見に来てくれました。

こちら中学校とはいえ50mプールがあるので、25mプールの3~4倍ほどの貯水量があります。

隣には大規模体育館もあり、被災時には中核的な避難所になると思われます。

 

↓会場の様子です

設置状況.jpg

 

↓たくさん見に来てくれました

視察の様子.JPG

 

↓プール水(水深1.2m)と処理水を貯めたビニールプール(水深30~40cm)、透明度に注目ください

浄水の比較.JPG

 

↓左が処理水、右が原水です

原水と処理水.jpg


2025-06-30 11:20:00

読売新聞大阪本社・科学医療部の松田記者が、私たちの昨年の能登被災地での取組みを紹介してくれました。

(4月28日朝刊)

配布エリアは近畿・中国・四国なのでご覧になれない方も多かったと思いますのでpdf版を添付いたします。

本文_compressed.jpgpdf 本文.pdf (2.86MB)

図説_compressed.jpgpdf 図説.pdf (2.67MB)

 

他社技術も書かれていますが、メイン扱いしていただいたようです。

名前も出てちょっと恥ずかしいですが、さらに周辺システムや技術と連携して改善を重ねてゆきます。

 


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