ごあいさつ
最新情報
日本教育新聞9月8日号に、ライフライン防災の一角として「ウォーターリリーフ」が紹介されました。
教育界~学校~指定避難所~避難生活の質の向上 という関連で教育界にもつながっています。
記事ではウォーターリリーフ1号機を導入してくださった静岡県の(株)カワイ様が取り組む「防災オフィス」による減災、レジリエンス向上など紹介されています。
その一環で開発経緯も載せていただきました。
日本教育新聞2025年9月8日号 ウォーターリリーフ導入事例.PDF (5.29MB)
内閣府等が主催する「ぼうさいこくたい2025in新潟」@朱鷺メッセに生活用水支援を出展しました。
初日には愛子さまが来訪され、多くの歓迎の方々、警備の方たちで賑わいました。
貴重な機会なので私も沿道で愛子さまスマイルを生で拝見しました。
若い皇室の方が防災減災を応援して下さるのは、とてもありがたいことです!
その効果もあってか、土日の2日間で19,000人が来場されたそうです。
また、坂井防災担当大臣も来場。
坂井大臣には1週間前にも「もしもFES渋谷」でもお目にかかっていて2週続きです。
さて、私たちは「ライフライン防災」である電気、お湯、空調などの1パーツとして生活用水の解決を紹介しました。
まだまだ多くの皆さんが「水=飲用水」に思い当るようです。
身体と心の衛生をまもる生活用水について説明すると、ほぼ100%皆さん気づいてくださり、賛同してくださいます。
私たちのブース(屋外会場)
まだまだ力不足で生活用水の必要性の周知が行き届いていないようですが、引き続き草の根からPRしてゆきます。
来年は鳥取での開催だそうです。その時には生活用水の応援団がどれだけ増えていると嬉しいです。
8月30~31日に開催された「もしもFES渋谷2025」で、浄水装置からミストファンに給水しましたが、ミストを「気持ちいい」と言ってくれたので、簡易式ですが「暑さ指数計」で暑さ指数(WBGT値)を測ってみました。
ミストファンから離れたところでは、気温37.9℃、湿度41%、暑さ指数31だったのが、ミストファンの直近では、気温33.3℃、湿度55%、暑さ指数28に改善していました。
一例ですが、湿度が上がっても、それ以上に気温が下がり、総合的に効果があるようです。
ミストなし
ミストファン前
体感の裏付けができました。
暑さ指数早見表に落とし込むと(若干の数値差はありますが)、上ポイントから下ポイントに下がっているのがわかります。
(出典:厚生労働省 鳥取労働局HP
https://jsite.mhlw.go.jp/tottori-roudoukyoku/hourei_seido_tetsuzuki/anzen_eisei/nechuho_2.html )
以上、参考になれば幸いです。
8月30(土)、31(日)に、代々木公園で開催された「もしもFES渋谷2025」で、NHKエンタープライズ様のブースに参加しました。
https://moshimo-project.jp/fes2025/shibuya/
↓会場です
最高の天気でした(笑)
2日間で約16,000人が来場されたとのこと。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000012.000106186.html
私たちは屋外ステージの近くにテントを借りて、ビニールプールに水を張って、非常用生活用水浄化装置「ウォーターリリーフ」で浄化してシャワー、手洗い、そして夏らしくミストファンにも給水しました。
渋谷区では、マグニチュード7クラスの地震で(↓)のような被害が予想されるそうです。
当日は、坂井学防災担当大臣も来場し、トークイベントに参加後、会場を一巡りされました。
ミストが飛ぶので、殺菌されるよう残留塩素の濃度もチェック(管理目標値:0.4~1.0mg/L程度)
場所がら海外の方も多数立ち寄ってくれました
手洗いも活躍
ミストファンに顔を寄せて「気持ちいい!」と言ってくれました
様々な使い方ができる「生活用水」です。
今後も、さらに利用度を高められるよう、考えてゆきます。
参考までに
2日で浄化処理した水量(プール~浄化装置の循環ですが)は、約14,300L(14.3m3、14.3トン)でした。
8月18~19日に弘前大学で開催された「2025年度あおもり酷暑期避難所演習」に生活用水担当として参加してきました。
https://www.pref.aomori.lg.jp/release/2025/78687.html(青森県のHP)
https://mutsushimpo.com/news/r61ji7pg/(陸奥新報のHP)
地元・厚木から会場の弘前大学まで約730km、機材を満載して、おかげさまで無事往復することができました。
演習の概要です。
https://www.pref.aomori.lg.jp/release/files/2025/78687.pdf
会場の弘前大学と告知のポスター
まずは講演。県市、大学、日赤、学会の方々がメインです
畏れ多くも中根も「スフィア基準」に書かれた必要水量と、能登被災地での実績水量との乖離について発表させていただきました。
TKBのT(トイレ~衛生)です、衛生確保につながる生活用水供給はTの一環になります。
八戸市さまのトイレカー。1台で2室、軽トラがベースです。
演習中、実際に利用しました。
陸奥市様さまの車いす対応のトイレカー。こちらも軽トラベースです
非常用生活用水浄化装置「ウォーターリリーフ」からシャワー、手洗い流しとミストファン、トイレカーに給水しました。
演習での水源はペットボトルから!
期限切れの備蓄水2,000L以上を参加自治体から運んでもらいました
全員でペットボトル水をプールに入れました、1000本以上?
おかげでたっぷり溜まりました!
ミストの様子。体が少し濡れますが、風など吹くととても気持ち良かったです
生活用水供給では、シャワーやミストなど肌に触れる用途が前提のため、安全性のために塩素添加による消毒をしっかりとするようにしています。
厚労省の遊泳プールの水質基準では、残留塩素濃度 0.4~1.0mg/L という基準があるので、1.0mg/L弱を自主基準としています。
出典:クリタ分析センター株式会社HP https://www.kuritabunseki.co.jp/post_services/page_id_7874/#ki002
↓今回の残留塩素実測結果です
ほぼ1.0mg/L、設定値通りになりました。
TKBのK(キッチン:食事)
備蓄米と鯖缶で温かい混ぜご飯、卵焼き・インゲンのせを学食で作っていただきました。
さらに先生差入れの温玉をトッピングして、とてもおいしくいただきました!!!
TKBのB(ベッド:睡眠)
体育館にいろいろなベッドが並びました
2日目の討議の際には、ベッドにも種類が多く、相性や当り外れもありそうだ、という話もありました。
ただし、床から離れて寝ることで、床の冷気暖気が伝わりにくくなり、また床面の汚れを吸い込みにくくなるので、絶対必要なのは全員の共通認識です
2日目、6グループに分かれてディスカッション
良かった点と、悪かった点。忌憚ない意見をいただきました ←ありがたいご意見でした
その後学生さんが発表
さいごに
生活用水は、1泊2日のトータルで約1,000L利用されました。
今回洗濯利用はありませんでしたが、洗濯を含めると1人どのくらい必要か、1つの有効なデータになりそうです。
タンクほぼ満タンがここまで減りました。
おまけ
居心地が良かったのか、いつのまにかミストファンの網の中に「ど根性ガエル」が入り込んでいました!
自然にも歓迎されたと思うと、とてもうれしいサプライズでした。
ありがとう”ぴょん吉”
(出典:【公式】ドラマ『ど根性ガエル』のXより)
関係者のみなさま、お疲れさまでした、どうもありがとうございました。
この経験を「避難生活死ゼロ」に活かしましょう!