ごあいさつ
最新情報
3月21日に開催された「イタリア式避難所システムをもとにした実働訓練(実証実験)」(主催:長野県災害支援ネットワーク、、長野県社会福祉協議会(一社)避難所・避難生活学会、(株)シェルターワン)に避難所・避難生活学会員として参加しました。
日本同様災害の多いイタリア式のTKB48(T:トイレ・シャワー、K:キッチン、B:ベッドが整った避難所を被災地に48時間以内に開設する)を、民間主体で「やってみる」国内初の演習です。
私たちの役目は、生活用水の提供です。
テントやトイレ、段ボールベッドなどの備蓄品は19日に伊那市防災コミュニティセンターに集約。
20日朝5時47分に、諏訪市を震源としたマグニチュード7.3(阪神・淡路大震災クラス)の直下型の地震が発生した想定で2時間後には機材をトラックなどに積み込み、避難所を開設する諏訪湖のほとりの工場跡地(空地)まで約50km移動して、各社設置開始しました。
機材搬送の車列です
設置目標は、発災後12時間後の夕方6時。
みなさん完遂できたようです。
全体の様子です。
我々も水源(今回は消防用の大型ビニールプール)からトイレ、シャワー、洗濯機、流し台に給水しました。
生活用水の給水装置まわりです。
この日は、坂井防災担当大臣も視察に見えられ、僭越ながら私も大臣に生活用水の必要性をお話しさせていただきました。
夜には一部の方がテントに宿泊、外気温がマイナス6℃になったそうです。
そして21日が本番でしたが、未明に電話がなりホースの水が凍ってトイレが使えない、というトラブル発生。
慌てて現場に直行、ホースを曲げるとバリバリ音がして、切断すると中なら氷がいっぱい出てきました。
凍結対策、次回までの宿題です。
ホース交換などして無事復旧、朝から避難者役の人、ボランティアの方、我々サポート役が朝からフル回転しました。
全体通してメディアも多数来られていました。
トイレの他にシャワー、洗濯機、流し台に給水しました。
なお、今回の演習で合計735リットルの生活用水を供給しました。