ごあいさつ
最新情報
8月18~19日に弘前大学で開催された「2025年度あおもり酷暑期避難所演習」に生活用水担当として参加してきました。
https://www.pref.aomori.lg.jp/release/2025/78687.html(青森県のHP)
https://mutsushimpo.com/news/r61ji7pg/(陸奥新報のHP)
地元・厚木から会場の弘前大学まで約730km、機材を満載して、おかげさまで無事往復することができました。
演習の概要です。
https://www.pref.aomori.lg.jp/release/files/2025/78687.pdf
会場の弘前大学と告知のポスター
まずは講演。県市、大学、日赤、学会の方々がメインです
畏れ多くも中根も「スフィア基準」に書かれた必要水量と、能登被災地での実績水量との乖離について発表させていただきました。
TKBのT(トイレ~衛生)です、衛生確保につながる生活用水供給はTの一環になります。
八戸市さまのトイレカー。1台で2室、軽トラがベースです。
演習中、実際に利用しました。
陸奥市様さまの車いす対応のトイレカー。こちらも軽トラベースです
非常用生活用水浄化装置「ウォーターリリーフ」からシャワー、手洗い流しとミストファン、トイレカーに給水しました。
演習での水源はペットボトルから!
期限切れの備蓄水2,000L以上を参加自治体から運んでもらいました
全員でペットボトル水をプールに入れました、1000本以上?
おかげでたっぷり溜まりました!
ミストの様子。体が少し濡れますが、風など吹くととても気持ち良かったです
生活用水供給では、シャワーやミストなど肌に触れる用途が前提のため、安全性のために塩素添加による消毒をしっかりとするようにしています。
厚労省の遊泳プールの水質基準では、残留塩素濃度 0.4~1.0mg/L という基準があるので、1.0mg/L弱を自主基準としています。
出典:クリタ分析センター株式会社HP https://www.kuritabunseki.co.jp/post_services/page_id_7874/#ki002
↓今回の残留塩素実測結果です
ほぼ1.0mg/L、設定値通りになりました。
TKBのK(キッチン:食事)
備蓄米と鯖缶で温かい混ぜご飯、卵焼き・インゲンのせを学食で作っていただきました。
さらに先生差入れの温玉をトッピングして、とてもおいしくいただきました!!!
TKBのB(ベッド:睡眠)
体育館にいろいろなベッドが並びました
2日目の討議の際には、ベッドにも種類が多く、相性や当り外れもありそうだ、という話もありました。
ただし、床から離れて寝ることで、床の冷気暖気が伝わりにくくなり、また床面の汚れを吸い込みにくくなるので、絶対必要なのは全員の共通認識です
2日目、6グループに分かれてディスカッション
良かった点と、悪かった点。忌憚ない意見をいただきました ←ありがたいご意見でした
その後学生さんが発表
さいごに
生活用水は、1泊2日のトータルで約1,000L利用されました。
今回洗濯利用はありませんでしたが、洗濯を含めると1人どのくらい必要か、1つの有効なデータになりそうです。
タンクほぼ満タンがここまで減りました。
おまけ
居心地が良かったのか、いつのまにかミストファンの網の中に「ど根性ガエル」が入り込んでいました!
自然にも歓迎されたと思うと、とてもうれしいサプライズでした。
ありがとう”ぴょん吉”
(出典:【公式】ドラマ『ど根性ガエル』のXより)
関係者のみなさま、お疲れさまでした、どうもありがとうございました。
この経験を「避難生活死ゼロ」に活かしましょう!