ごあいさつ
最新情報
8月30~31日に開催された「もしもFES渋谷2025」で、浄水装置からミストファンに給水しましたが、ミストを「気持ちいい」と言ってくれたので、簡易式ですが「暑さ指数計」で暑さ指数(WBGT値)を測ってみました。
ミストファンから離れたところでは、気温37.9℃、湿度41%、暑さ指数31だったのが、ミストファンの直近では、気温33.3℃、湿度55%、暑さ指数28に改善していました。
一例ですが、湿度が上がっても、それ以上に気温が下がり、総合的に効果があるようです。
ミストなし
ミストファン前
体感の裏付けができました。
暑さ指数早見表に落とし込むと(若干の数値差はありますが)、上ポイントから下ポイントに下がっているのがわかります。
(出典:厚生労働省 鳥取労働局HP
https://jsite.mhlw.go.jp/tottori-roudoukyoku/hourei_seido_tetsuzuki/anzen_eisei/nechuho_2.html )
以上、参考になれば幸いです。
8月30(土)、31(日)に、代々木公園で開催された「もしもFES渋谷2025」で、NHKエンタープライズ様のブースに参加しました。
https://moshimo-project.jp/fes2025/shibuya/
↓会場です
最高の天気でした(笑)
2日間で約16,000人が来場されたとのこと。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000012.000106186.html
私たちは屋外ステージの近くにテントを借りて、ビニールプールに水を張って、非常用生活用水浄化装置「ウォーターリリーフ」で浄化してシャワー、手洗い、そして夏らしくミストファンにも給水しました。
渋谷区では、マグニチュード7クラスの地震で(↓)のような被害が予想されるそうです。
当日は、坂井学防災担当大臣も来場し、トークイベントに参加後、会場を一巡りされました。
ミストが飛ぶので、殺菌されるよう残留塩素の濃度もチェック(管理目標値:0.4~1.0mg/L程度)
場所がら海外の方も多数立ち寄ってくれました
手洗いも活躍
ミストファンに顔を寄せて「気持ちいい!」と言ってくれました
様々な使い方ができる「生活用水」です。
今後も、さらに利用度を高められるよう、考えてゆきます。
参考までに
2日で浄化処理した水量(プール~浄化装置の循環ですが)は、約14,300L(14.3m3、14.3トン)でした。
8月18~19日に弘前大学で開催された「2025年度あおもり酷暑期避難所演習」に生活用水担当として参加してきました。
https://www.pref.aomori.lg.jp/release/2025/78687.html(青森県のHP)
https://mutsushimpo.com/news/r61ji7pg/(陸奥新報のHP)
地元・厚木から会場の弘前大学まで約730km、機材を満載して、おかげさまで無事往復することができました。
演習の概要です。
https://www.pref.aomori.lg.jp/release/files/2025/78687.pdf
会場の弘前大学と告知のポスター
まずは講演。県市、大学、日赤、学会の方々がメインです
畏れ多くも中根も「スフィア基準」に書かれた必要水量と、能登被災地での実績水量との乖離について発表させていただきました。
TKBのT(トイレ~衛生)です、衛生確保につながる生活用水供給はTの一環になります。
八戸市さまのトイレカー。1台で2室、軽トラがベースです。
演習中、実際に利用しました。
陸奥市様さまの車いす対応のトイレカー。こちらも軽トラベースです
非常用生活用水浄化装置「ウォーターリリーフ」からシャワー、手洗い流しとミストファン、トイレカーに給水しました。
演習での水源はペットボトルから!
期限切れの備蓄水2,000L以上を参加自治体から運んでもらいました
全員でペットボトル水をプールに入れました、1000本以上?
おかげでたっぷり溜まりました!
ミストの様子。体が少し濡れますが、風など吹くととても気持ち良かったです
生活用水供給では、シャワーやミストなど肌に触れる用途が前提のため、安全性のために塩素添加による消毒をしっかりとするようにしています。
厚労省の遊泳プールの水質基準では、残留塩素濃度 0.4~1.0mg/L という基準があるので、1.0mg/L弱を自主基準としています。
出典:クリタ分析センター株式会社HP https://www.kuritabunseki.co.jp/post_services/page_id_7874/#ki002
↓今回の残留塩素実測結果です
ほぼ1.0mg/L、設定値通りになりました。
TKBのK(キッチン:食事)
備蓄米と鯖缶で温かい混ぜご飯、卵焼き・インゲンのせを学食で作っていただきました。
さらに先生差入れの温玉をトッピングして、とてもおいしくいただきました!!!
TKBのB(ベッド:睡眠)
体育館にいろいろなベッドが並びました
2日目の討議の際には、ベッドにも種類が多く、相性や当り外れもありそうだ、という話もありました。
ただし、床から離れて寝ることで、床の冷気暖気が伝わりにくくなり、また床面の汚れを吸い込みにくくなるので、絶対必要なのは全員の共通認識です
2日目、6グループに分かれてディスカッション
良かった点と、悪かった点。忌憚ない意見をいただきました ←ありがたいご意見でした
その後学生さんが発表
さいごに
生活用水は、1泊2日のトータルで約1,000L利用されました。
今回洗濯利用はありませんでしたが、洗濯を含めると1人どのくらい必要か、1つの有効なデータになりそうです。
タンクほぼ満タンがここまで減りました。
おまけ
居心地が良かったのか、いつのまにかミストファンの網の中に「ど根性ガエル」が入り込んでいました!
自然にも歓迎されたと思うと、とてもうれしいサプライズでした。
ありがとう”ぴょん吉”
(出典:【公式】ドラマ『ど根性ガエル』のXより)
関係者のみなさま、お疲れさまでした、どうもありがとうございました。
この経験を「避難生活死ゼロ」に活かしましょう!
知り合いの「まちの減災ナース」(https://www.bosai.yomiuri.co.jp/biz-article/8548)にお声をかけられて、7/6(日)に茅ヶ崎市の鶴嶺東コミュニティセンターで防災実演を行いました。(昨年に次いで2回目の参加です)
↓鶴嶺東コミセン
会議室に非常用生活用水浄化装置を展示し、机でろ過機構の実演を見ていただきました。
また、能登半島地震の被災地や活動の写真パネルも展示して、現地状況のお話などをさせていただきました。
暑い中、50名以上の方が来館され、多くの方に「生活用水」の大切さを紹介させていただきました。
隣のブースではまちの減災ナースのメンバーが、トイレ用凝固剤の実演(着色水で)を行って、お子さんたちは大喜びでした。
会場には特別支援学校の先生も来場され、災害時の避難困難者対策についても、興味深くお役に立てそうなお話を伺うことができました。
終了後、能登の写真パネルは玄関ロビーに展示してくださるとのことで、お預けしてきました。
少しでも関心を持ってくれる方が増えて、「自助」「共助」の備えが広がることを願っています。
先日、初めての方から電話があり「非常用生活用水浄化装置」について、関心があるので教えてください、とのこと。
お話を聞くと、その方は東京。新宿区内の町会長さんで、町会長みんなで神奈川県総合防災センターを見に行かれた、とのこと。
【神奈川県総合防災センター】 https://www.pref.kanagawa.jp/docs/zn2/bousaicenter/homepage.html
そこに展示してあった私たちの装置(↓)が目に留まり、パンフを見て連絡くださったそうです。
お話しだけではわからないことも多いと思い、6月18日に都内のオフィスにお出でいただき、実機とろ過機構のデモンストレーションをご覧いただきました。
東京では、学校プールは水を抜くことが多いそうですが、町会長さんはかつで水泳が専門だったこともあり、防災上の観点からプールの年間貯水を区に働きかけ、昨年から年間貯水となったそうです。
災害時にその水どう使うか? という問題は区も有しており、手動式の浄水装置は1台備わっているとのこと。
しかし手動でレバーを動かす装置は、疲れて長い時間動かせない、高齢者にはムリ、操作が複雑、などデメリットが多いと認識されていました。
そんな課題に対して、自動式で3倍以上の水を出せる「ウォーターリリーフ」は、新たな選択肢として評価いただきました。
おかげで私たちも高齢化社会にも、メリットがあるという新たな気付きがありました。
今後、その町会と課題解決に向けて上手に連携していきたいと思います。











































