ごあいさつ
最新情報
10月18日に、岡山県倉敷市真備町の箭田公民館で開催されたBCP作成セミナーで「非常用生活用水浄化装置」を実演させていただきました。
20名ほどの方がBCP作成のために参加されていました。
この会場は、2018年の西日本豪雨で小田川が決壊し大災害となったまさにその地で、セミナーに参加されていた方の家も2階の真ん中まで浸水したとのことです(最大5.5m)。
https://www.nhk.or.jp/okayama/lreport/article/000/48/
その地で Utility Solutions は、組立式シャワーユニットメーカーさんと連携してろ過水を温めてシャワーにする実証を行いました。
接続する配管類も同じ規格で作っていたため、スムーズに直結でき汚れた水をキレイなシャワー水にできました。
ご覧いただいた被災経験者の方は、水害のあと水が引くと土ぼこりが酷く、目に入って結膜炎になった、あのときこういったシャワーがあって、顔や体を洗えたらどんなによかったか、と実体験でアドバイスくださいました。
こういった声を大切に、役立つようこれからも取り組んでゆきます。
【チラシ】まびお互いさま・BCP研修
西日本豪雨時のこの場所(朝日新聞より)
倉敷市真備公民館
真備公民館:水害時は避難不可
西日本豪雨での浸水ライン
シャワーとセットで実演1
シャワーとセットで実演2
シャワー組立の様子
関東大震災100年「ぼうさいこくたい2023かながわ」が、17-18日に開催されました。
約400の参加・出展企画の1つとして「断水でも『生活用水』を作り、避難所の生活環境を良くします」をテーマに、「非常用生活用水浄化装置」をHV車の電源で動かし、シャワー3口から豊富な水を流す実演を行いました。
いただいた場所が、受付のすぐ隣、シャトルバスのバス停に一番近いという一等地だったこともあり、2日間で500~600名の方に見ていただきました。
そのうち340名ほどに資料や文献をお配りし、飲み水とは異なる「生活用水」の意義をご理解いただけたと思います。
ビニールプールに張った水に、お子さんたちに疑似濁質を入れてもらい、その水が目の前でろ過されてシャワーから出てくる様子に、みなさん興味をもってくださったようです。
プールに浮かべたおもちゃのアヒルたちや、キレイになった水で停電でも洗濯できる「足踏み洗濯機」、冬場を考慮してお湯も供給できるようプロパンガス式の給湯器もセットにして実演しました。
きれいなせいか、みなさん「飲めないの?」と聞かれましたが、元の水の成分がわからないと明言できない旨を説明し、少量の飲料水は他社さんが展示している飲料水キットとの併用をお奨めしました。
今回は装置が「手作り」というのもアピールし、モノづくり談義も盛り上がりました。
おいでくださった皆さま、どうもありがとうございました。
また、来れなかった方も、どこでも実演に伺いますので、ご連絡ください。
横浜国立大学で開催
ブース全容(テントを2社でシェア)
実用新案取得の電源車からの処理システム
お湯も供給できるようLPガス給湯器も並べた
たくさんの訪問客
熱心に話を聞いていただきました
原水プールのおもちゃすくいは大好評
記念に看板をいただきました!
神奈川県総合防災センター(厚木市下津古久)で開催された防災フェアに、日常展示させていただいているご縁で参加させていただきました。
消防学校に併設されていることもあり、新人消防士さんたちの訓練成果の披露会も兼ねていて、県内外から多くの方がお見えでした。
Utility Solutionsはテント1つを貸していただき、学校プールに見立てたビニールプールに張った水を汚して、実際に装置を通してキレイにろ過される様子を before/after でご覧いただきました。
電源はHV車より給電、長時間運転でガソリンがどれだけ減るかも検証しました。
(満タンから5時間装置を動かして、残り走行可能距離が921km→890kmに減少。計算上、5時間で921-890=31km分減少なので、1時間当たり約6km走行分のガソリンを消費。満タン921km/6=153時間動かせる、となります!)
今回はプロパンガス給湯器(実物)を置き、ろ過した水を給湯器経由でお湯シャワーにもできる構成にしました。
(今回ガスは持ち込まなかったので、お湯にはせず)
子供さんが多数来ていたので、その子たちにプールに疑似汚れ(土ぼこり成分)を入れてもらい、濁った水が無色透明になるのを実感してもらいました。
お母さん方は皆、「洗濯・清掃・シャワーの水、だいじよねぇ!」と、応援くださいました。
かながわ防災フェアブース
実演の様子
はしご車試乗体験
新人隊員の練習成果の披露
8月19日に、平塚市総合公園で行われた総合防災訓練に参加し「非常用生活用水浄化装置」を実演しました。
市、警察、自衛隊、消防、DMATのほか、災害救助犬、FM局・メディア、市民団体、民間企業など総勢50近いチームが出展した大規模なイベントでした。
開催は午前中だけだったのですが、とても暑く、かなり堪えました。
しかしまさにこのような環境で長時間、復旧作業をすることを想定すると、この酷暑経験も貴重な個人データになると思っています。
現場では平塚市長から小学生まで、いろいろな方が訪れてくださり、30名以上の方に資料等をお渡しすることができました。
平塚市総合防災訓練 案内
平塚市総合防災訓練での実演
平塚市総合防災訓練 参加の方々
平塚市総合防災訓練 来場者
2019年の台風19号で、北陸新幹線の基地も浸水し新幹線が水浸しになった災害を覚えている方も多いと思います。
HPにも紹介しています。
https://ut-sol.com/info/2021-07
小学校の同級生がその近く、長野県中野市で畜産系の会社をやっているのですが、被害に遭っています。
https://ut-sol.com/info/2021-12
先日、夏休みを利用して再訪問し、水害から4年経った現地の状況を見てきました。
決壊のあった集落を見ると新しく建った家が多く、ブルーシートなどは見当たりませんし、2年前は骨だけになっていた体育館もきれいに復旧されていました。
ただ、建物の中には当時の浸水ラインが今なお見て取れるところもあり、また堤防ではいまなお強化工事が進められていました。
2年前と現在の様子を比較した写真を載せておきます。
定点観測ではないですが、これからもこの場所を気にしてゆこうと思います。
千曲川決壊場所 比較
決壊場所近くの屋台蔵 比較
長野市立長沼体育館 比較①
長野市立長沼体育館 比較②