ごあいさつ
最新情報
少し前になってしましましたが、東日本最震災で津波の大被害を受けた、岩手県陸前高田市の震災遺構「奇跡の一本松」に行ってきました。
当日は晴天、真夏の陽気で新たに植えられた松林の前には海水浴場があり、たくさんの人が楽しんでしました。
陸前高田に行ったのは初めてで「奇跡の一本松」近くの「高田松原津波復興祈念館」であたらめて12年前の様子を見聞きし、やはり何の言葉も出せなかったです。
言葉にならない、ただそれだけでした。
災害は昔から伝えられてきました。
こんどこそ、忘れないようにしなければいけません。
高田松原津波復興記念公園にて
「奇跡の一本松」とユースホステル
「奇跡の一本松」
3.11までは7万本の松林だった
「陸前高田ユースホステル」
5階建てマンション
5階途中まで津波がのぼった
へし曲がった鉄橋①
へし曲がった鉄橋②
へしゃげた消防車両
関東大震災からちょうど100年の今年、震源地である神奈川で9月17-18日に開催される「ぼうさいこくたい2023inかながわ」に「非常用生活用水浄化装置」を出展することになりました。
開催日:2023年9月17日(日)、18日(月・祝)
主催:防災推進国民大会2023実行委員会(内閣府、防災推進協議会、防災推進国民会議)
会場:横浜国立大学(横浜市保土ケ谷区常盤台79番)
ぼうさいこくたい2023公式ホームページ https://bosai-kokutai.jp/2023/
「防災推進国民大会」通称「ぼうさいこくたい」は、防災に関する活動を実践する多様な団体・機関が一同に会し、取組・知見を発信・共有する日本最大級の防災イベントで、講義型セッションや来場者が楽しく学べる体験型ワークショップ、ブースでのプレゼンテーション、屋外展示等を実施し、令和5(2023)年度は第8回の開催となります。
首都直下地震、南海トラフ地震、日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震などの巨大地震や、今まさに全国各地で起きている豪雨災害など、様々な災害のリスクに直面する現在、災害への「備え」と「助け合い」の大切さを、ぜひ会場に来て感じてください!
開催概要
●名称 防災推進国民大会2023
●テーマ 次の100 年への備え~過去に学び、次世代へつなぐ~
●主催 防災推進国民大会2023 実行委員会(内閣府・防災推進協議会・防災推進国民会議)
●協力 神奈川県、横浜市、横浜国立大学
●開催趣旨「自助・共助」、「多様な主体の連携」及び「地域における防災力の向上」を促進するため、国民の防災意識の向上、災害に関する知識や経験等の共有、防災に取り組む方々の連携構築を図る。
●開催日時 2023 年9 月17 日(日)10:00 00~18:00
9月18 日(月・祝)10:00 00~15:30
●開催会場 横浜国立大学
●対象者 防災に関心のある方、学びたい方
●入場料 無料
●参加者数 現地来場者数約12,000 人、オンライン視聴数約11,000 回(前回実績)以上を想定
●ウェブサイト https://bosai-kokutai.jp/2023/
●催事数 全体403催事(390 団体)
ユーティリティ・ソリューションズ 出展概要
ユーティリティ・ソリューションズでは「非常用生活用水浄化装置」を出展します。
この装置は、長期化する避難生活のストレスを軽減するために、プールの溜まり水などから、非飲用かつ大量の水を必要とする洗濯、風呂・シャワー、トイレ、洗浄・清掃などに不可欠な「生活用水」を、多量かつ安価に提供するものです。
(消耗品コスト:洗濯1回分、シャワー1回分 各2~3円)
消耗品コストが少ないため、訓練等の実使用で扱いに慣れていただきやすい装置です。
当日は小型プールに汚水を溜め、その水をろ過して清浄にする様子を実演予定です。
また停電時を想定し、ろ過装置の電源は自家用車(電動車)から供給します。
出展場所 O-13テント(右サイド)です。
数に限りはございますが、プレゼントも用意していますので、ぜひお立ち寄りください。
現状自作製品ではありますが、神奈川県総合防災センター(@神奈川県厚木市)の「事業所の防災用品展示コーナー」への展示募集に、災害時の避難生活の環境を改善する「非常用生活用水浄化装置」を応募し、採用となりました。
5月から2階エレベーター正面右に展示させていただいています。
総合防災センターは夏休みの宿題にも良いテーマ満載ですので、ぜひ家族そろってお越しください!
神奈川県総合防災センターのホームページ:https://www.pref.kanagawa.jp/docs/zn2/bousaicenter/homepage.html
事業所の防災用品展示コーナーのホームページ:
https://www.pref.kanagawa.jp/docs/zn2/bousaicenter/homepage/floor/minkanyouhin.html
(追って掲載される予定です)
神奈川県総合防災センターは、県の消防学校に隣接し、「地震体験」「風水害体験」「消火体験」「通報体験」「煙避難体験」「心肺蘇生体験」など各種災害が体験できるほか、「消防用具発達の歴史コーナー」では江戸時代から近年までの消防機材の実物が展示されています。
また、TVゲーム感覚で防災や避難などをお子さんと一緒に学べるコーナーなどもあり、たっぷり半日楽しめる施設です。
ユーティリティ・ソリューションズでは、2階の一角をお借りし2024年3月まで「非常用生活用水浄化装置」の実機を展示しているほか、皆さんに避難生活のストレス低減を考えていただけるよう、模型やを資料置いています。
入場無料、原則 土・日 開館、月曜休館 です。
アクセス:https://www.pref.kanagawa.jp/docs/zn2/bousaicenter/homepage/kotsu.html
体験コーナーは、人数により予約が必要な場合がありますので、詳しくはセンターにお尋ねください。
また、9月10日(日)には、「防災フェア」も開催され「非常用生活用水浄化装置」の実演も行う予定です。
ぜひぜひ実機実演を見に来てください!
神奈川県総合防災センター入口
総合防災センター外観
Utility Solutions 展示
消防設備の歴史
展示一覧
展示一覧-1.pdf (0.74MB)
展示一覧-2.pdf (0.79MB)
昨年9月の台風15号で長期にわたり断水が続いた静岡市清水区へ行ってきました。
当時、興津(おきつ)川に流木等が一気に流れ、浄水場の取水口を塞いでしまい、清水区のほとんどが断水となったものです。
結果的に最大12日の断水が発生しました。
断水から数日後に、当方の「非常用生活用水浄化装置」が役に立たないか、市役所やボランティアセンターに連絡を取ったのですが、残念ながらお役に立てなかった残念な経緯があります。
今回、現在の状況などを参考のために見に行きました。
被害発生からまだ7ヶ月ということで、あちらこちらに被害の痕跡が残っています。
今はおとなしい川でしたが、ゴミが木に引っかかっている高さを目の当たりにすると、どれだけ多量の降雨があったか、想像するだけで恐ろしさを感じます。
参考までに当時関係者に送ったメルマガです。
「中根だより 2022年9月28日 vol.130」より引用=====================================
静岡市清水区周辺では、現在も断水または生活用水のみの供給という状況が続いており、飲料水の復旧は早くて週末以降になりそうです。
僭越ながら26日(月)に静岡市の上下水道局、27日(火)に清水区の災害ボランティアセンターに、非常用生活用水浄化装置を持ち込めるが要望ないか、電話でお聞きしました。
静岡市の方からは水道復旧が概ね予定が見えてきたので、その進行に全力投球したい、とのお話でした。
ボランティアセンターの方からは、高齢者の方など給水等に自力でアクセスできない方に水を含む物資を漏れなく届けることが喫緊とのお話でした。
水道は数日で復旧予定なので、その間の高齢者の方のサポートのマンパワーが欲しいとおっしゃられていました(人数は250~300人くらいなので中学生の動員も検討しているとか)
トイレや清掃に難儀している方々のニュースを目にするのですが、なかなかそこに繋がらなかったことが残念であり、課題です。
市の部署も、ボランティアセンターの方もご親切で、連絡先を教えてもらったので、追っかけにはなりますが、電話での内容等をメールでお伝えしています。
参考に、静岡市の最新情報です。
https://www.city.shizuoka.lg.jp/138_000086.html
同じ「水」ですが、様々な法律や規制やルールや部署や。。。。複雑ですね。
災害の規模がどんどん大きくなってゆきますが、上下水道のインフラは耐用年数超えが増えています。
災害の破壊力アップ、ハードウェアの耐久力ダウン、の傾向はいなめませんので、費用対効果が重要ですね。
引用おわり===========================================
いつも同じですが、出来ることを確実にやる、そうして備えていきます。
昨年9月の水害~断水の原因場所1
昨年9月の水害~断水の原因場所2
取水口 現在の復旧状況
昨年9月の断水のニュース
水害の痕跡(ゴミが引っかかっている)
水害の痕跡
水害前の旅館裏の階段
水害で旅館裏の階段が流失
清水市内の某ドラッグストアの社会貢献活動
某市立H小学校5年生の3クラスに、社会科の授業の一環として「防災セミナー」を行いました。
いつもお世話になっている「NPO法人 貯水タンク防災ネットワーク(通称:Chonet)」様に、ご協力いただきました。
東日本大震災を体験していない、10~11歳の生徒さんの反応が楽しみでした。
2~4時間目に1クラスずつ順番に同じ内容を行いました。
前半は講師のOさんの海上自衛隊時代の実話、東日本大震災での救援活動、アフリカ・ジブチ共和国に海賊対策にPKO活動で体験した水の大切さ、その水を何キロも先まで取水に行く5年生くらいの子供たち、日本に帰国して赴任先の青森・奥入瀬の豊かな緑と水など、自然や環境や家族の大切さを話してくれて、生徒たちにも伝わったようです。
後半は、実演コーナーです。
特に液状化現象や、海面から雲が出来て雨となる様子の再現、過去30年分の全国の震度5以上の年表作りに7年半を要したこと、それを2次元の音符に読み替えてオルゴールを鳴らすとどんなメロディーになるのか、などまさに『1「体験」は10000「聞」に如かず!』を体で感じてくれたようです。
各クラスや生徒さんたちにも様々な個性がありましたが、終わった後のアンケート(無記名なので本音で、と依頼しました)では防災減災に改めて関心をもったと書いてある子が多く、やった甲斐を感じるとともに、このような年代への活動がますます重要と感じました。
今後とも、様々な機会でお役にたってゆきたいと思っています。
(↑)歓迎していただきました。
(↑)液状化現象の再現です
(↑)地震が発生した状況を再現
(↑)仮想のマンホールが飛び出しました!
(↑)海面から雲ができ雲になり雨が降る様子の再現
(↑)津波の再現です
CHONET_HOME_PAGE_V10.pdf (0.84MB)